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クラニオセイクラル・
バイオダイナミクスとは

 クラニオセイクラルは、頭蓋骨(クラニアム)と仙骨(セイクラム)を組み合わせた言葉で、日本語で頭蓋仙骨療法とも言います。
 私たちの脳と脊髄は、脳脊髄液に浸されて浮かんでいます。

脳脊髄液は、頭蓋から仙骨にかけて巡り、栄養を供給したり、老廃物などの不要なものを排出したりする働きがあります。
 クラニオセイクラルでは、クライアントのボディーにふれることで、脳脊髄液の流れが活発になり、結果として自然治癒力を上げていくようなサポートをします。 

 クラニオセイクラルには、大きく分けて、クラニオセイクラル・メカニクスとクラニオセイクラル・バイオダイナミクスがあります。

 

 私のセッションでは、人の全体性や活力にフォーカスする、クラニオセイクラル・バイオダイナミクスを提供していきます。


天空の光

Breath of Life

​ ブレス・オブ・ライフは、活動の中の神聖な意図であり、ありのままの自然な生き生きとした人の存在(being)を維持し続け、再創造する活動的な力です。宇宙を形作る力であり、わたしたちの体を形作る力でもあります。日本語では「生命の息」と言います。

 クラニオセイクラル・バイオダイナミクスのセッションでは、この力を発揮していくために、健康(health)に焦点を当てていきます。

 この健康(health)を維持する力は、生きていくうえで、どんなに困難な状態であっても存在していて、人体はそれを利用できます。

歴史

 

 クラニオセイクラルは、オステオパシーの創始者である内科・外科医アンドリュー・テイラー・スティル博士の直弟子だったウイリアム・ガナー・サザーランド(1873-1954)によって開発されました。

 1990年代初頭、サザーランドは、側頭骨と魚のえらの形が似ていることから、頭蓋骨には呼吸に似た僅かな動きがあり、この動きは体液の流れと関連があるのではないかと考えました。

 

 サザーランドは、頭の部位に対して、違った圧を加えることができるヘルメットのような装置を作って、実験を行いました。

 その結果、彼の妻は、深刻で人が変わったような変化があったのです。頭蓋が自然な動きができることが、心身にとって必要であることが分かってきたのです。

 その後、弟子のローリン・E・ベッカー(1910-1996)によって、体液のシステムと自然治癒力について研究が進められました。

 そして、70~80年代にはDr.アプレジャーらのミシガン州立大学における研究によって、頭蓋骨が一定のリズムを持って動いていることが証明されました。 その結果、頭蓋骨は、脳脊髄液の流れに同調して動くことが実証されました。

 この体の持つ一定のリズムは、受精の瞬間からスタートし、私たちの成長や、体を修復する力、維持する力(自然治癒力)を生み出します。

人間の頭蓋骨のスケッチ
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